WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

聖光学院の入試結果の学校による振り返り

今回は、聖光学院の入試結果の学校による振り返りについて記載します。

 

今日から埼玉での中学受験が開始されたようですね。

 

残念ながら高校からは入れないですが、皆さんご存じの通り、聖光学院は毎年素晴らしい入試結果を残しています。

 

※上記グラフの進学率は、

進学率=(全国国公立大計と早慶の現役進学者数)÷卒業生徒数 で算出しています。

 

70%オーバーを達成できている高校は首都圏では聖光学院だけだと思います。

 

 

winningticket.hatenablog.com

 

このような聖光学院が自身の入試実績をどの様に見ているのか。。。について記載したいと思います。

 

以下の情報は、聖光学院のホームページから取得していて、誰でも見られますが、リンク先はあえて省略します。

 

読んでいただければ何かしら参考になるポイントがあるのかなと思います。

 

2021年度以降は同様な情報がなかったこともあり、2016年度から2020年度について記載します。

 

(2020年度入試)

 

・57期生ハード面・ソフト面ともに、本校が大きくリニューアルしてからの最初の学年。
・オンライン英会話や海外研修プログラム等が整いつつあった中で、中高6年間を過ごした最初の学年。
・帰国生の取り出し授業が初めて実施された学年。(帰国生入試を突破した生徒を中心に英語の授業において他の生徒とは別枠のそして独自のカリキュラムによって、少人数・高いレベルで展開する授業のこと)
・その生徒たちの中から初となるハーバード大学の合格者や、高校時代の研究実績を評価されて大学からの奨学金付きでの大学(コロンビア大学)合格者を出すなど海外大学受験において例年を大きく上回る成果を収めることができた。次世代の聖光生を体現したタイプの生徒だった。
・57期生全体では国公立大学のみならず、医学部においても多数の合格者を輩出することができた。
・現役合格を実現するためには、確かに、高2~3年といった受験学年に至るまでの学習習慣の有無やその段階における基礎学力に拠る部分も少なくはありませんが、それ以上に高2の聖光祭、体育祭が終わってから、どれだけきちんと学習への切り替えがスムーズにできたかが非常に大きい。
・切り替えに成功できた生徒が非常に多く、彼らの変貌が大きな驚きをもって当時の授業担当者同士の話題に上っていた。
・例年利用者の多いザビエルセンターにおいても平日休日問わず、閉館時間まで学習を進めている姿が大変印象的。高2の後半からは添削や質問のために職員室へやって来る生徒の数が飛躍的に増え昼休みや放課後には、しばしば教員の元に長蛇の列をなすこともあった。分からない問題があると、生徒同士で互いに教え合ったり、そして議論を交わしたりすることも日常的な光景だった。
・国公立二次試験の多くの設問は、記述式にて出題されます。そこでは生半可な解答テクニックなどほとんど通用しない。その受験生が当日までにどれだけ妥協せず思考訓練を積み上げてきたか、それが白日の下にさらされてしまう。
・本校の生徒は、教員や友人たちとの活発な議論を通じて、決して小手先ではない、本物の学力を身に付けてゆく。
・57期生全体の特徴として、非常に素直で熱心に耳を傾けてくれる生徒が多かった。

 

(2019年度入試)

 

 

・56期生は一部出来上がっていた新校舎で中学入試を受験した最初の学年。その入試の結果からも期待を感じさせるものだった。中学生の途中からオンライン英会話やセブ島の語学研修、シリコンバレー研修などが始まり、英語を積極的に運用したり将来の目標を探したりする機会にも恵まれていた。
・学校外の大会やイベントにおける活躍も多かった。
・56期生は仲間意識が極めて高い学年であり、生徒指導面でもそれほど大きな問題はなかった。
・毎年利用者の多いザビエルセンターにおいても、机をひとりで占領することなく何人かでシェアするなど、少しでも多くの仲間が快適に学べるような工夫をしていた。
・高2のころから受験直前期にいたるまで添削や個別指導を受けるべく職員室に足繁く通っていた生徒が多く、そのギリギリまで持続する姿勢も含めた複合的な要因が今年度の成果に繋がった。
・入学時からほぼ成績200番台の生徒たちが職員室で質問や相談をしている姿をみることが多く、これらの生徒の合格・進学率は比較的高かったように思う。

 

(2018年度)

 

 

・海外大学へ本格的に挑戦してくれる生徒たちも増えきた。
・55期生が卒業するにあたり、インタビューを行った。その一部を以下に引用する。

 

・「中途半端な気持ちで臨めば、絶対に後悔する結果となる。行きたい大学があるのなら、何を犠牲にしてでも努力したほうが良い。」
・「高校生活は短いが、部活や遊びを楽しむ時期と勉強に本腰を入れる時期の切り替えが大事。受験は自分との戦いだと思います。自分に甘えてしまい、自分に勝てなければ同じ大学を受験する他人にも勝てないでしょう」
・「努力せずに結果を出すことも才能かもしれませんが、できることもまた才能だと思います。」
・「聖光という恵まれた環境を大切にしてください。他にはなかなかない友人のレベルの高さ、先生方の分かりやすい授業、質問しやすい学校という空間などの勉強面はもちろん、人間関係の面でも非常に恵まれていると思います。聖光のような中高一貫校での友達は一生の友達になるとよく聞きましたが、今になって素直に受け入れられるようになりました。後輩の皆さんには聖光とう環境で勉強、それ以外のことの両方に是非力を入れていってほしいと思います。」
・「大学受験」は人生においてひとつの通過点に過ぎませんが、多くの聖光生はそれをきっかけに自分を見つめ直し、そして自分を追い込むことで、一人の人間として大きく成長を遂げ、そして本校を卒業していく。

 

(2017年度)

 

 

・クラブ活動や学校行事に積極的に参加した生徒が多かった。
・当初は学習面においては不安を感じていた。
・勉強へのオン・オフのスイッチの切り替えが上手にできていた学年で高2後半になると急に目の色が変わってきたのが印象
・ザビエルセンターの利用率が非常に高いことや職員室で教員に意欲的に質問する生徒の数が非常に多いことが特長
・平日はもちろんのこと、休日でも朝早くから夜遅くまで利用しながら友達とともに切磋琢磨する姿をよく見かけた
・教員に単に質問しにきているだけではなく、学習方法のアドバイスを受けたり、精神的な部分のケアを受けたりと、教員を上手に利用していた
・高3時のどのクラスからも中1の時あるいは高2の時に学年成績が200番台だった生徒でも東大、一橋大、医学部にも多数合格している
・最後の最後まで自分自身を信じて諦めずに頑張るという粘りさや、自己肯定感を持ちつつ汗をかきながら自分自身をスキルアップさせるという雰囲気が学年全体に醸成されていったことも好結果の要因

 

(2016年度)

 

・医学部志望者が大変多かった53期で、東京大学理科Ⅲ類3名、東京医科歯科大学医学部4名、慶應義塾大学医学部9名と例年以上の現役合格者を出した。
・そういった53期も、高2までは学力面で不安を抱えた学年だった。
・のんびりとした学年の雰囲気も、聖光祭、体育祭やクラブ活動などで中心的役割を担い一致団結してやり遂げたことが大きな自信となり、「次は勉強だ!」というように変化していった。
センター試験の国語や東大の数学が取り組みやすい問題であったことなども53期にとって追い風になった。
・その一方、この春は今一歩のところで涙を呑み、来春の捲土重来を期して日々努力している生徒もいる。

 

 

聖光学院は通塾率はそこまで高くないと聞きますが、学校を最大活用した結果で、地道に取り組んだ結果がこの様な実績に繋がっていることが分かったかと思います。