今回は、SAPIXの出題傾向リサーチ(2023年度入試)について記載します。(2回目)
(説明は前回記事参照)
早慶附属高校の年度別に比較してみたいと思います。
年度別に比較することで、入試問題が難化しているのか、平易化しているのかが分かるかなと思います。(あくまで目安にしかならないですが。)
早稲田大学高等学院は、上記の点数的には、難関校にしてはそこまで難しい問題ではないようです。
英語はそれぞれの項目が4なので、バランスの取れた難易度で、記述力が3なので、記述は少な目ということが言えそうです。
数学は英語と同様ですが、上記点数的にはそこまで難問が出ている訳ではなさそうです。
国語は易しめの学校ということが言えそうです。ただ、国語の場合は記述力が1なので、恐らく全て選択問題なんだろうと思います。
【早稲田実業学校高等部】
今年の2023年度はなぜか、英語と国語の掲載がありませんでした。
英語は2020年度と2021年度が少し難しかったようです。
数学は直近の年度は同じ点数が並んでいる通り、難易度はほぼ変わっていないと言えそうです。
国語も数学と同様、直近の年度は同じ点数が並んでいます。記述力を要求されない問題のようです。
ちなみに、2023年度の点数がホームページに出ていました。
(3教科)
(各科目)
意外にも男子のほうが合格最低点が高いんですね。。。女子のほうが高いのかなと思っていました。
数学の受験者平均点が63.5点ということは受験者層が高いということを考慮しても点数は高めなので、そんなに難しいということはなさそうです。SAPIXの点数が18ですが、感覚的には合っていそうです。
本庄は、よく高得点勝負と聞きますが、確かにその様な感じの点数です。3教科の合計点数が高等学院に追いついてきた感じです。
英語は徐々に難化していそうです。
数学は早慶附属校にしたら随分易しかったということでしょうか。今年度は少し難化しているようなので、今後難しくなってくるのかもしれません。
国語は同じ点数が並んでいて、点数もそこまでではないので、比較的取りやすい学校なのかなと思います。
【慶應義塾高等学校】
慶應附属は、早稲田附属よりも問題は難しいようです。
特に、英語はかなり難しそうです。今年度の問題はかなり難しかったと言えるのではないでしょうか。点数を当てにするならば、高校受験の中で一番難しかったのかなと思います。
数学は比較的記述が多く、スピードを求められる問題のようです。
国語は傾向はずっと変わっていないようです。
慶應女子は英語と国語は最難関レベルの問題が出ているようです。
英語は今年度だけ言えば、慶應義塾ほどではなかったようですが、毎年難しい問題が継続しています。2020年度は解きやすい問題だったのでしょうか。
女子校だけあり?数学はそこまで難しい問題は出ていないようですね。
国語は一番難しいレベルのようです。国語が苦手な娘には太刀打ちできないレベルなんだろうなと思います。
慶應志木は3教科ともバランスの取れた?難しさのようです。
英語は比較的知識を求められる問題が多いようですね。
数学は昨年度(2022年度)が難しいかったようですが、2021年度前と比較すると難化傾向にありそうです。
国語は記述が多く、知識も求められるという、男子校にしては難しい問題が出ているようです。
慶應志木は、3教科の合格者平均点が出ていました。
上記とSAPIXの点数を並べてみると。。。なんかちょっと違いますね。。。って考えるとあまり参考にならない?!のかなと思ってしまいました。
SAPIX的には難しいという2022年度より、2021年度や2020年度のほうが合格者の平均点が低いですね。。。
という程度のもののようです。。。