WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

SAPIXの出題傾向リサーチ(2024年度)①

今回は、SAPIXの出題傾向リサーチ(2024年度入試)について記載します。(1回目)

 

毎年、SAPIX(高校受験)が「出題傾向リサーチ」として、主要高校の入試問題を分析しています。

 

出題傾向リサーチ | SAPIX中学部 | 難関高校を目指す小・中学生のための進学塾

 

各学校のページに入ると、入試科目について、科目ごとに以下の5つの観点で表現されています。

 

「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」

 

(例)筑波大学附属駒場高校の英語

 

 

「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」を5段階で評価しています。

 

上記筑波大学附属駒場高校の英語の例だと、知識の3点以外は全て5点ということが分かります。相当ハイレベルです。合計は23点ですが、この点数が高いほうが難しい問題だと言えるかと思います。

 

SAPIXのサイトでは学校別に記事が記載されているので、これを纏めてみようという試みになります。

 

また、出題傾向リサーチは2017年から継続されているようなので、同じ学校を年度別に並べることで、テストが難化しているのか、易化しているのかが分かるかもしれません。(正確性はともかく、傾向は分かるのかなと。。。)

 

同じ学校を並べるのは次回とし、今回は、2024年度の入試で学校別に並べてみたいと思います。

 

【3教科の点数順(難易度が高い順)】

(列説明)

・順位:英数国の3教科の点数の順番

駿台偏差値:駿台模試の80%合格率の偏差値(男女平均)

・3科:英数国の合計点数

・5科:英数国理社の合計点数

 

英語、数学、国語、理科、社会の列は、「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」の点数の合計で、赤の太字は教科ごとの3位までの点数です。

 

3科合計では、灘高校が圧倒的に点数が高い、つまり問題の難易度が高いということかなと思います。

 

2位が筑駒、3位が開成、4位が慶應女子ということで、偏差値が高い高校が並んでいます。(昨年とほぼ同様の順番です。)

 

早慶附属で言うと、慶應附属のほうが、早稲田附属よりも問題は難しいのも例年通りかと思います。

 

都立の自校作成の問題も難しいようです。西や日比谷、国立は早慶附属に匹敵するような点数になっています。

 

 

【5教科の点数順(難易度が高い順)】

5教科で見ると、筑駒が総合的に一番難しいようです。開成、渋幕の順番は予想通りかと思います。

 

都立の自校作成高校は理科、社会が都立共通の問題になるので、3教科で見るよりも順位が下がりますね。

 

次に科目ごとに見てみます。

 

 

【英語の点数順(難易度が高い順)】

英語が難しい高校は記述力を求めているようです。開成は記述が多くないようですね。

 

【数学の点数順(難易度が高い順)】

数学は男子校のほうが難しい傾向にありそうです。

 

【国語の点数順(難易度が高い順)】

英語と同様、国語が難しい高校は記述力を求めているようです。

 

【理科の点数順(難易度が高い順)】

筑駒の理科は全て選択式なんですかね。一方でスピードが5なので相当な作業力を求められそうです。

【社会の点数順(難易度が高い順)】

渋幕の社会がハードなのは有名ですが他の高校と一味も二味も違うことがよく分かります。

 

サピックスが出題傾向リサーチを毎年公表してくれていますが、あくまで難易度であって高得点を取らないといけないとは言っていません。

 

子どものタイプ(例:記述が得意・不得意、じっくり取り組む方が良い・悪い)によって入試問題が合う、合わないということを考えるのも大事なのかなと思いました。