今回は、とある中堅高校の進学実績について私が考えたことを記載します。
2年前に以下を記事を書きました。
とある中堅高校の進学実績について考えたこと - WinningTicket’s blog
中堅高校と呼ぶのが相応しいのか。。。はありますが、ここ10年弱で偏差値をかなり上げてきています。
2年前の記事を要約すると、
・改革に取り組んだ結果、年々偏差値が上がっている。
・高校受験時にそれなりのレベルにないと、高校の3年間で頑張っても大学受験時になかなか挽回するのは難しい。
ということです。
この高校は大学受験実績を上げようと、目標を掲げて取り組んでいる学校です。
2年前は学校名を明かさなかったのですが、どこの学校かというと。。。
埼玉にある浦和麗明高校です。
一昨年、記事で取り上げたのは、大学受験実績が高校のレベル的には良かったからですが、昨年は期待するほどの実績を残すことができませんでした。
今年は。。。学校が掲げる目標をクリアしたようです。
昨年と比較すると(昨年→今年)、
国公立早慶上理 : 23→76
GMARCHレベル : 86→211
成成獨國レベル : 139→280
日東駒専レベル : 180→285
となっています。
これって。。。結構スゴイことだと思いますね。浪人も含んだ数だと思いますが、大幅に伸ばしてきました。
元々は女子校で共学化(改革のスタート)して4年目の躍進です。
このレベルの私立高校の場合、高校受験ではどうしても3教科重点となるため、大学受験で国公立を受験するのは厳しくなりますが、地元の埼玉大学に6名の合格者を出したことは非常に大きい気がしています。
高校のレベルは大体固定化されるのが普通ですが、取り組みによって実績を大きく変えることができることを証明しているのかなと思います。
最初に「中堅高校と呼ぶのが相応しいのか。。。」と記載したのは、数年前から確約の基準偏差値がかなり高くなっているためです。
ちなみに昨年の基準は下記のようです。(北辰テスト基準)
(偏差値基準)単願・併願
1類 67以上・69以上
2類 64以上・66以上
3類 61以上・63以上
結構高いと思いませんか?
今年の高校入試結果を見ると、定員320名のところ、単願で180名入っていることが分かります。第一希望の生徒が結構多い印象です。
https://www.ikushin.co.jp/school/pdf/00511.pdf
併願でも娘が受けることはなさそうですが、この様な高校には是非頑張って欲しいなと思って取り上げました。
もし他にこの様に進学実績を伸ばしている学校をご存じであれば教えてください!見てみたいと思います。
この高校の弱点は。。。それなりの大学の指定校推薦が少ないことかと思います。少し前までそこまで高い偏差値ではなかった関係でいわゆる私立の伝統校と比較して明確に少ないと思われます。
だからこそ。。。指定校推薦がない分、頑張ることができているのかなと思いました。
この様な高校があれば取り上げていきたいと思います。
(参考)改革前の大学合格実績
改革前は少ないですね。。。平成28年は2016年ですか。
https://www.saikumi.net/image/ken/ken05/ur03.pdf