今回は、大阪の公立高校(文理学科)の大学現役進学率の推移(7年)を見てみます。
大阪の公立高校(文理学科)の進学実績(現役)が年々伸びているのかどうかを見てみたいと思います。
毎年、夏前に雑誌「サンデー毎日」が進学実績の特集をしてくれています。これは合格者数ではなく、実際に現役で進学した生徒数を高校別に掲載しています。
今回の情報は雑誌「サンデー毎日」から取得しています。
(今回取り上げた高校)
北野高校
天王寺高校
三国丘高校(×)
茨木高校
大手前高校
高津高校(×)
生野高校
四條畷高校
豊中高校
岸和田高校(×)
今年は(×)の3高校の実績の掲載がありませんでした。。。残念。
今まで関東の高校を取り上げる時は、
進学率=(全国国公立大と早慶の現役進学者数)÷卒業生徒数
としていましたが、
関西なので、
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
とします。
関西出身の後輩に聞いても同志社が少しレベルが高いということと、早慶上理の合格人数がそこまで多くないので含めています。
※下記グラフの進学率は、
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数 で算出しています。
【北野高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
実績は安定していますね。全国国公立大と同志社、早慶上理に半分以上の生徒が進学しているのは素晴らしいですね。さすが文理No.1高校だけあります。
※割合で黄色のところは、7年で最高の割合の年につけています。
今年は難関10国立大へ進学した生徒が4割を切っています。少し不調な年だったのでしょうか。現役では国公立志向であることは間違いなさそうです。
【天王寺高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
ここ近年では奮わない年だったようです。
今年は難関10国立大へ進学した生徒が近年より10人ぐらい少なかったようです。そんなに違いはないのかな。国公立になると20人少ないのです。
私立へ進学される生徒は少数のようです。
【三国丘高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
昨年がすごい進学率だったので今年は楽しみにしていたのですが。。。残念、掲載がありませんでした。。。
学校のページを見ると、難関10国公立大は"合格者数"で85人、国公立大で176名なので、昨年ほどではないですが、一昨年とほぼ同じぐらいの実績を上げていそうです。
【茨木高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
最高の2021年を超えることはできませんでしたが、ここ7年で2位の実績を残すことができたようです。
卒業生数が少ない年で、割合だけで言うと難関10国立大は、最高の成績だったようです。
この数字は北野高校の次に位置する割合です。
【大手前高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
ここ7年で一番低い割でしたが、すごく安定している学校ですね。
下降気味ではあるので来年は期待したいところです。
【高津高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
勢いよく伸びているので、今年の実績が掲載されていないのは残念。。。
今年は掲載がなく残念。下記サイトに
「今春卒業した75期生345名中166名(48%)が国公立大学現役合格を果たし、そのうち158名が進学」と記載があります。
つまり最高の実績だったようです。
令和5年度入試における進路状況について | 大阪府立高津高等学校
【生野高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
生野高校も安定しています。上昇トレンド?!を維持していると言っても良いでしょう。
難関10国立大学の割合は下がっていますね。。。
【四條畷高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
ここ2年が好調だったのでこれぐらいの下落?!は想定内でしょうか。来年に期待です。
関関立+MARCHへ進学した生徒が今年は多かったようです。
【豊中高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
重本先生のブログによく出てくる高校ですね。上り調子なことが分かります。
難関10国立大の割合を20%に乗せてきました。
【岸和田高校】
進学率=(全国国公立大と同志社、早慶上理の現役進学者数)÷卒業生徒数
今年の実績の掲載がなく残念。。。
高校のホームページを見ると、全国国公立大の合格者数は134人なのでほぼ昨年と同じくらいの実績のようです。
https://www.osaka-c.ed.jp/kishiwada/pdf/r5/r5shinro.pdf