今回は、2017年~2023年の駿台中学生テストの偏差値から、難化/易化している高校について記載したいと思います。
駿台中学生テストの偏差値が公開されていますが、ネットで取れる2017~2023年の偏差値を比較してみました。
【今年の偏差値】
結論から言うと、2017~2023年の期間では、そこまで偏差値は変わっていなかったです。。。
【確実ライン(合格率80%)の偏差値推移】
*「差」は2023年偏差値-2017年偏差値です。
*薄い紫色の高校は2017年の偏差値から0.5以上、下がった高校です。
*薄いオレンジ色の高校は2017年の偏差値から1.0以上、上がった高校です。
東京学芸大附が下がったのはしょうがないですね。。。
千葉(県立) と日比谷が下がっていますが、公立なのであまり参考にならない気もしています。
一方で、早大本庄学院 、青山学院 、明大中野の偏差値は明確に上がっていそうです。
国立、開成等の難関、早慶附属はそこまで偏差値は変わらず、GMARCH系の附属は、今後も偏差値が上がっていきそうです。
ちなみに駿台中学生テストの確実ラインの偏差値はかなり高いです。前に分布を見た限りでは、80%よりもっと多くの生徒が合格している印象です。
【可能ライン(合格率50%)の偏差値推移】
*「差」は2023年偏差値-2017年偏差値です。
*薄い紫色の高校は2017年の偏差値から0.5以上、下がった高校です。
*薄いオレンジ色の高校は2017年の偏差値から1.0以上、上がった高校です。
確実ラインより多くの高校が該当しています。
確実ラインに該当せず、可能ラインで下がったのは、渋谷幕張、開成、浦和(県立) です。
渋谷幕張、開成は国立や都立高校におされている感じなんでしょうか。
確実ラインに該当せず、可能ラインで上がったのは、立教新座、早稲田実業 、早大学院です。
【確実ライン-可能ライン】
*薄い紫色の高校は「確実ラインの差-可能ラインの差」が0.5以上、下がった高校です。
*薄いオレンジ色の高校は「確実ラインの差-可能ラインの差」が0.5以上、上がった高校です。
薄い紫色の高校は、確実ラインの偏差値と可能ラインの偏差値が縮まった高校です。
つまり、合格者の上位層と中間層の偏差値が同じようなものになってきたということかと思います。(これだけでは断言できないですが。)
対象校は、早大本庄学院(女)、青山学院 、慶應女子 、早稲田実業(男)、日比谷(女)、横浜翠嵐(女)です。
薄いオレンジ色の高校は、確実ラインの偏差値と可能ラインの偏差値が広がった高校です。
つまり、合格者の上位層と中間層の偏差値が広がったということですね。
対象校は、お茶の水女子、筑波大駒場、渋谷幕張(女)、青山学院(女)、開成、浦和(県立)、千葉(県立)(男)です。
もう少し偏差値が変わった高校があるのかな。。。と思い調べたのですがそこまで変わっていなかった。。。というのが結論ですね。