今回は、SAPIXの出題傾向リサーチ(2023年度入試)について記載します。(1回目)
昨年も同様なことを纏めているのですが、8回に渡って記載していて、無駄に長くなってしまったので、今年は3回ぐらいにしたいと思います。。。
(昨年度版)
※最後の記事に全8回のリンクを貼っています。
毎年、SAPIX(高校受験)が「出題傾向リサーチ」として、主要高校の入試問題を分析しています。
各学校のページに入ると、入試科目について、科目ごとに以下の5つの観点で表現されています。
「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」
(例)お茶の水女子大学附属高等学校の英語
「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」を5段階で評価しています。
上記お茶の水女子の英語の例だと、全て4点ということが分かります。合計は20点ですが、この点数が高いほうが難しい問題だと言えるかと思います。
SAPIXのサイトでは学校別に記事が記載されているので、これを纏めてみようという試みになります。
また、出題傾向リサーチは2017年から継続されているようなので、同じ学校を年度別に並べることで、テストが難化しているのか、易化しているのかが分かるかもしれません。(正確性はともかく、傾向は分かるのかなと。。。)
同じ学校を並べるのは次回とし、今回は、2023年度の入試で学校別に並べてみたいと思います。
【3教科の点数順】
(列説明)
順位:英数国の3教科の点数の順番
3科:英数国の合計点数
5科:英数国理社の合計点数
英語、数学、国語、理科、社会の列は、「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」の点数の合計で、赤の太字は教科ごとの3位までの点数です。
3科合計では、灘高校が圧倒的に点数が高い、つまり問題の難易度が高いということかなと思います。
2位が筑駒、3位が慶應女子、4位が開成ということで、偏差値が高い高校が並んでいます。
早慶附属で言うと、慶應附属のほうが、早稲田附属よりも問題は難しいようですね。(皆さんの感覚的に合っているでしょうか。)
7位に自校作成問題の日比谷が入っていますね。筑附や早稲田高等学院とほぼ同レベルの難易度のようです。
22位以降は公立の問題になっている通り、そこはイメージ通りなのかなと思います。
各科目で見ると、
数学は灘、開成が難しいようです。(なんとなくイメージ通り)
国語は上位は横並び?!
という感じです。
【5教科の点数順】
5教科で見ると、筑駒が総合的に一番難しいようです。渋幕が開成を上回っているのは意外ですが、渋幕は社会が圧倒的に難しいんですね。。。
※灘は4教科受験のため外しています。
日比谷は理科、社会が都立共通の問題になるので、3教科で見るよりも順位が下がりますね。
各科目で見ると、
理科は横並び
社会は渋幕が圧倒的に難しく、それ以外は横並び
という感じです。
最後に各科目の内訳を掲載しておきます。
(英語)
(数学)
(国語)
(理科)
(社会)