WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

有名塾(高校受験)の合格実績からみた、入塾時に注意したほうが良いこと

今回は、首都圏の高校受験における有名塾の合格実績から、入塾時に注意したほうが良いことを記載したいと思います。

 

(注意)

今回の記載事項は私の狭い範囲の知識に基づいていることも多いと思うので、訂正したほうが良い点があれば指摘いただけると嬉しいです。それによって私含めて皆の知識が深まれば良いなと思います。

 

以下、長々と記載していますが、結論は早稲田アカデミーのような塾は、中学校の定期テスト対策をほとんど実施しないので、塾に入る時は、その塾の特長をちゃんと考えてから入塾しましょう!ってことかなと思います。。。

 

 

5月に、2022年度の高校入試における合格実績を記載しました。

主要塾の合格実績を纏めてみました(高校受験) - WinningTicket’s blog

 

上記で取り上げた14の塾の合格実績から、以下①、②、③のどこに該当するのかを見てみたいと思います。

 

 ① 上位層は、早慶附属含む難関国立・私立高校を目指す生徒が多い塾

 ② 上位層は、難関公立高校を目指す生徒が多い塾

 ③ 上位層は、 生徒によって目指す高校が異なる塾(①と②の共存)

 

【対象の塾】

 早稲田アカデミー
 SAPIX
 Z会進学教室
 臨海セミナー
 ena
 市進
 スクール21
 栄光ゼミナール
 湘南ゼミナール
 STEP
 京葉学院
 誉田進学塾
 TOMAS
 あずま進学教室

 

【①の塾】上位層は、早慶附属含む難関国立・私立高校を目指す生徒が多い塾

早稲田アカデミー早慶附属(1558)/公立TOP(324)
SAPIX早慶附属(274)/公立TOP(43)
・栄光ゼミナール:早慶附属(147)/公立TOP(69)

 

※括弧の数値は2022年度入試の合格者数

早慶附属(慶應義塾慶應女子、慶應志木慶應湘南藤沢、早大学院早稲田実業早大本庄

※公立TOP(日比谷、西、国立、湘南、横浜翠嵐、柏陽、県立千葉、県立船橋東葛飾、浦和、浦和一女、大宮)

 

①の塾の優先度は、「難関国立・私立高校」>「難関公立高校」になりそうです。

このタイプの塾は、学校の内申はそこまで力を入れない、つまり学校の定期テストの対策はそれほど行わないので注意が必要かと思います。

これらの塾に所属する上位の生徒の一部は、塾で学校の対策をしなくても学校の試験の点数はそれなりに取れることもあり、「難関国立・私立高校」に受かりながら「難関公立高校」にも合格しているのだと考えます。

私の娘が早稲田アカデミーに通っていますが、学校のテスト結果は聞かれるものの、定期テスト前の対策は、「校舎を開けているので分からないことがあれば聞きに来てください」ということだけです。

内申を重視したい方は【①の塾】は向かない可能性があります。

 

 

【②の塾】上位層は、難関公立高校を目指す生徒が多い塾

・スクール21:早慶附属(38)/公立TOP(292)
湘南ゼミナール早慶附属(48)/公立TOP(247)
・市進:早慶附属(26)/公立TOP(217)
・あずま進学教室:早慶附属(15)/公立TOP(135)
・京葉学院:早慶附属(2)/公立TOP(129)
・誉田進学塾:早慶附属(1)/公立TOP(24)

 

①の塾の優先度は、「難関国立・私立高校」<「難関公立高校」になりそうです。

このタイプの塾は、学校の内申にかなり力を入れていると思います。私の娘の集団塾はこの中にはありませんが、定期テスト前の授業は完全にテスト対策モードになり、かつプラスで対策授業も行われます。

「難関国立・私立高校」にも合格者が出ていますが、塾で【①の塾】のような対策はそこまでしていないものの、優秀な生徒が「難関国立・私立高校」にも合格しているという感じなのかなと思っています。

 

と書きながらですが、湘南ゼミナールは一部の校舎で「難関高受験コース」があります。

コース案内に「湘南ゼミナールでは横浜翠嵐高校湘南高校という神奈川最高峰の公立高校から東京学芸大学附属、開成、渋谷幕張早慶系列、MARCH系列等の首都圏の難関国私立高校に合格者を多数輩出しています。」とあるので、この様なコースは【①の塾】に近いのかもしれません。

同様にスクール21にも規模は大きくなさそうですがトップエデュというコースがあります。

【②の塾】は、内申重視で通学している生徒が多いと思いますが、ある時に「難関国立・私立高校」を目指したい!となった時には、転塾も視野に入れる必要が出てくるのかもしれません。

 

 

【③の塾】上位層は、 生徒によって目指す高校が異なる塾(①と②の共存)

・臨海セミナー:早慶附属(379)/公立TOP(386)
・ena:早慶附属(102)/公立TOP(167)
Z会進学教室:早慶附属(104)/公立TOP(193)
・STEP:早慶附属(104)/公立TOP(565)

 

合格実績だけを見ると【②の塾】よりも「難関国立・私立高校」の合格実績が高い塾です。

これらの塾も定期テスト対策はそれなりに実施しているはずです。

臨海セミナーでは「ESC難関高校受験科」、STEPでは「Hi-STEP」があるように、「難関公立高校」を目指しつつ「難関国立・私立高校」を目指すためには通常のコースとは異なるコースが必要なんだろうと思います。

このコースの学校のテスト前の状況は、【①の塾】に近いのか、【②の塾】に近いのかが分かっていないのですが、このコース以外の通常コースでは、【②の塾】に近いことが実施されていると思われます。

【③の塾】は、途中まで内申を重視していて、ある時に「難関国立・私立高校」を目指したい!となった時に、転塾せずとも塾内で融通がききやすいのかなと思います。

 

TOMASは個別が中心なんですかね。。。判断ができませんでした。。。

 ・TOMAS:早慶附属(27)/公立TOP(11)

 

 

ダラダラと記載してしまいましたが、高校受験で何を重視するのかで選ぶ塾が変わってくることが分かれば良いのかな。。。と思い記載しました。

 

特に高校受験は、本当の一部高校を除き、内申という力が非常に大きいので、【①の塾】の塾に通う場合は注意が必要ですね。