今回は、中学受験組の中3時点の英検取得状況について記載します。今回は3回目です。
本「首都圏版 中学受験案内 2023年度」の各学校のページのトップに中3時点の英検の取得状況が記載されていて、それを纏めたものになります。
1回目は四谷大塚の合格率80%の偏差値が65以上の中学を抜粋しました。
2回目は四谷大塚の合格率80%の偏差値が60-64の中学を抜粋しました。
中学受験組の中3時点の英検取得状況① - WinningTicket’s blog
中学受験組の中3時点の英検取得状況② - WinningTicket’s blog
今回はざっと俯瞰した際に、同じような偏差値帯より英検取得率が高い中学や、低そうな中学をピックアップしたいと思います。1回目や2回目で取り上げた中学も含めようと思います。
今回取り上げる中学は、
桜蔭、慶應義塾、豊島岡女子学園、浦和明の星女子、横浜共立学園、お茶の水女子大学附属、早稲田大学高等学院、広尾学園、桐朋、都立武蔵高等学校附属、世田谷学園、攻玉社、東京都市大学付属、晃華学園、芝浦工業大学附属
です。
【桜蔭】
パターン①:取得者数に対する割合
この本に掲載されていた中学で2級以上の取得率が一番高い中学でした。学校の方針は任意受検で授業数も少ないものの、多くの生徒が2級以上取得しています。きっと取得級と模試等の成績が連動しているんだろな。。。と思いますね。
【慶應義塾】
パターン①:取得者数に対する割合 データは3年次の第3回 校内受検のみ
準2級の率の高さからすると、内部進学で高校に上がる前に英検準2級以上を取得しておくこと。。。といった条件がありそうです。(推測ですが。)
【豊島岡女子学園】
パターン③:中3生全員に対する割合
この偏差値帯の中学にしては準2級と2級の取得率はそこまで高くないです。大学の実績は上がっていると思うので、そこまで英検にこだわっていないのかもしれません。。。
【浦和明の星女子】
パターン③:中3生全員に対する割合 データは第2回まで
豊島岡女子学園と同様、少し低めに感じます。パターン③(全員の割合)になるとそうなるのかな。
【横浜共立学園】
パターン①:取得者数に対する割合
この偏差値帯の学校で準2級+2級以上で50%に到達しないのは少し低めです。この中学は任意受検にしているのでそこまで受検していない可能性があります。
【お茶の水女子大学附属】
パターン③:中3生全員に対する割合 データは第2回まで
国立なので授業数が公立と一緒です。率の低さはそれが関係していそうに感じます。高校受験組のほうが英語はレベルが上なのかしら。。。
パターン③:中3生全員に対する割合
さすがに少し準2級と2級以上の取得率が低いです。恐らく高校に上がる時の条件にないのかもしれませんが。。。英検だけが全てではないのですがこれであれば高校受験組でも大丈夫?!に感じます。
【広尾学園】
パターン①:取得者数に対する割合
桜蔭の次に2級以上の割合が高いです。ただ帰国子女が多い中学だと思いますのでそれ以外の生徒は分かりづらいです。ただ準2級と2級以上の合計が90%を超えているので高いですけどね。
【桐朋】
パターン①:取得者数に対する割合
準2級+2級以上で100%なので、準2級取得以上が高校に進学の条件になっていそうです。
【都立武蔵高等学校附属】
パターン③:中3生全員に対する割合
都立の中高一貫校は結構取得率が高いのですが、この中学は特に高いです。授業時間数はそこまで多くないですが、ほぼほぼ全員が準2級以上を取得しています。
【世田谷学園】
パターン③:中3生全員に対する割合
偏差値、大学進学実績からすると随分低い気がしますね。準2級以上取得している生徒が15%ほどです。そこまで学校側も推進していないと思われます。
【攻玉社】
パターン①:取得者数に対する割合
世田谷学園と偏差値帯は同じですが、この中学も随分準2級以上の取得率が低いです。
【東京都市大学付属】
パターン③:中3生全員に対する割合
よく記事に出てくる中学ですが同じような偏差値帯からすると準2級以上の取得率が高いです。英語の授業時間数の多さが実績に出ている気がします。
【晃華学園】
パターン②:受検者数に対する割合 データは3年次の校内受検のみ
判断が若干難しい中学です。受検者数の割合なんですよね。この学校の生徒の合格率が50%だとしたらそこまで高い率ではなくなります。ほぼ全員の生徒が準2級以上を受検しているのは確かなのですが。
【芝浦工業大学附属】
パターン①:取得者数に対する割合
準2級以上の率が随分低いです。理系を目指すから?!もっというと3級も低いです。授業時間数からそこまで英語に力を入れていないのでしょうか。
今回は15校取り上げましたが、次回は異なる16校を取り上げたいと思います。