今回は、英検の正解数とCSEスコアの関係を調べてみました。4回に分けて掲載します。今回は3回目です。
(1回目)
英検の正解数とCSEスコアの関係を調べてみました① - WinningTicket’s blog
(2回目)
英検の正解数とCSEスコアの関係を調べてみました② - WinningTicket’s blog
前回は1次試験のReading、Listening、Writingについて、CSEスコアと正解数の関係について記しました。
そこからは、Writingで高得点取ることが合格への近道になるのではないかと書きました。
今回はもう少し踏み込んで、英検準2級の1次試験を合格した方が、Reading、Listening、WritingのCSEスコアをどの様な割合で取っているのかを調べてみたいと思います。
Readingのスコア/全体のスコアと、CSEスコア の分布
Listeningのスコア/全体のスコアと、CSEスコア の分布
Writingのスコア/全体のスコアと、CSEスコア の分布
均等に取れば、33.3%となるはずですが、得意、不得意があるはずなので結構ばらつきがでるのではないかと思います。
また、前回、Writingで高得点取ることがポイントと記載しましたが、実態は果たしてどうなっているのかも分かるのかなと思います。
【Reading】 サンプル数:110 (2021年2回の英検準2級)
赤線はだいたい33.3%と思われるところに引いています。
この赤線より上にプロットされていれば他のListeningやWritingより点が取れている可能性が高いですし、下にプロットされていれば他より点が取れていない可能性が高いです。
赤線を上回っている人:56人
赤線を下回っている人:54人
得意な人も不得意な人もいてバランスは良さそうです。
ちなみにCSEスコアを450点上回っている人が多いですね。比較的点数を取りやすいのでしょうか。
CSE450点を上回っている人:85人
CSE450点を下回っている人:25人
【Listening】 サンプル数:110 (2021年2回の英検準2級)
Readingと違い、赤線を下回っている人が多いです。
赤線を上回っている人:27人
赤線を下回っている人:83人
ということで、Listeningが苦手な人が多いようです。確かに一番勉強しにくいのと、点数を上げるのに時間がかかりそうなことが影響しているのでしょうか。
また、
CSE450点を上回っている人:56人
CSE450点を下回っている人:54人
ということなので、実際点数も取れていない人が多いですね。
【Writing】 サンプル数:110 (2021年2回の英検準2級)
やはり、33.3%の赤線を超えてきている人が多いですね。合格している人はWritingで点を取っていますね。
赤線を上回っている人:74人
赤線を下回っている人:36人
で、
CSE450点を上回っている人:88人
CSE450点を下回っている人:22人
ということで合格している人は明らかにWritingで点を取っています。
この結果だけを見れば、試験問題的に
Readingは現状のままで良い。
Listeningはもう少し易しくても良い。
Writingはもう少し難しくても良い。
となりますが、Listeningが不得意なのは日本人の特性なのかもしれません。。。
なので、Listeningを易しくするというより、Writingの難易度だけを高くしても良いのかもしれません。
(※あくまで1回の結果なので、参考にしかすぎませんが。)
ここまで記載してきましたが、個人的には少しモヤモヤしています。(分かりにくいかなと。。。)
次回は、Reading、Listening、Writingを異なる教科とみて、皆さんに馴染みのある偏差値で表した際にどうなるかを記したいと思います。