今回は、北辰テストの偏差値分布を見て考えたことについて記載します。
埼玉県の場合、ほとんどの受験生は、北辰テストの偏差値をもとに併願私立高校の確約を取るかと思います。
高校ごとに基準となる偏差値が決められていて、それをクリアすれば併願(または単願)の確約を取ることができます。
その決められている偏差値は、その高校のレベルからすると少し高めに設定されているかと思います。
その基準の偏差値を毎回クリアすることはできないけど、良い時であればクリアできる。。。という絶妙な?!偏差値を高校側の考えているかと考えます。
それは。。。少しでも良い生徒を獲得したい。。。からですね。。。
現在の高校2年生世代の分布表を見ていて、あれ?と思ったことを記載したいと思います。
以下は併願高校として有名な栄東高校の偏差値分布です。
【αコース】
【東・医コース】
青丸をつけた箇所が基準偏差値があるところかと思います。(2年前の情報を検索してみました。)
※栄東で確約を取る場合は、基準偏差値以上を2回取る必要があるようです。
よく見ると、青丸よりも低い偏差値の人がかなりいます。
特にαコースは青丸より下の生徒がかなりいますね。
ここで使われている偏差値は、栄東を受験した生徒の、中3の北辰テストの平均のようで、つまり。。。
基準偏差値を常に超える生徒は多くないということは分かるかと思います。
確約でる使えるテストは、7月、9月、10月、11月が中心になるかと思いますので、この内、2回はクリアが必要ですが、常にクリアしている生徒はそこまで多くないのかなと想像ができます。
(栄東の場合は、少し特殊で、駿台中学生テストでも確約が取れるようなので、北辰ではクリアできなかったものの、駿台中学生テストでクリアした生徒も少しはいるのかもしれません。)
今回は栄東を取り上げましたが、他の高校でも同じような感じですね。
つまり、今回のことで言えることは、
・基準を毎回クリアしている生徒は多くないこと
・逆に常に基準をクリアできていれば、それなりに上位の位置にいること
は多少強引ですが、言えるのかな。。。と思いました。
それは他の模試でも言えることかなと思うので、中2世代の方々は今まで以上に一喜一憂することになりそうですが、「常に基準をクリアしている生徒は多くない」ということを忘れずに進んでいきましょう。
(自身に向けても。。。)