今回は、駿台の「2023年度入試結果分析」(大学入試)について記載します。
夏の大学フェアというサイトがあります。駿台が運営しているようで、色々な大学の情報を取得できるようです。
大学情報のポータル的なサイトのようです。
夏の大学フェア2023 | 駿台 エスエイティーティー株式会社
そこに今年の入試分析資料があったので見てみました。高校受験のことは大分分かってきた感はありますが、大学受験のことは正直分かっていないことが多いと思うので、今後のことを考えてちょこちょこ見ていきたいと考えています。
https://satt.jp/university/fair/2023/summer/top/2023.pdf
今回は、上記資料から気になったところを抜粋したいと思います。
すごく小さくて恐縮ですが、上記に2箇所○をつけています。そこを説明すると、
1990年代前半は大学入学者数は約80万人だった。
2023年度は大学入学者数は60万人を切った。
ということで、大学入学者数は右肩下がりなことが分かります。
よく見てみると、昔から入学定員より多くの人が入学していたようですが、2016年から入学者は定員に満たしていない状況が続いているようです。
2021年度から共通テストの受験率ががくんと落ちています。。。これは推薦が多くなってきたことが影響しているのでしょうか。
赤丸が今年度の国公立大学の募集人員(9.9万人)で、青丸が志願者数(42.3万人)です。志願者数は年々下がっていますが、国公立大学へは4人に1人しか合格できないんですね。。。
どの大学に後期日程の試験があるのか分かっていないですが、後期は約10倍なんですね。。。
赤丸をつけた箇所が2021~2023年度ですが、私立の志願者総数が随分減っていることが分かります。理由が色々書かれていますが、コロナ禍も影響しているのかなと思いますね。学費がかかりますしね。
駿台の模試の偏差値帯別の志願者状況のようですが、赤丸(偏差値65以上)は大きな変動がありませんが、青丸(偏差値55未満)は志願者数が随分下がっていることが分かります。推測するに、推薦が絡んでいるのかなと思います。
上位層の戦いは当面ゆるくはならないようですね。
私立大学の倍率(文系)を見ると、どの偏差値帯も倍率は下がってきています。
偏差値65以上は3.4倍ですが、偏差値55未満は1倍台です。。。
私立大学の倍率(理系)を見ると偏差値65以上は高止まりしています。結構熾烈な争いのようです。
一方で偏差値55未満は、文系同様、1倍台ですね。
一部赤線を引きましたが、上位層の競争は維持も、それ以下の競争は軟化するので、受験大学数は減っていくということだろうと思います。
最後のページに、ポイントが記載されています。私立大専願層の共通テスト離れが起きているようですが、逆にそれを活用しましょうということのようです。
他にも2024年度入試展望の資料もあるので見てください。
https://satt.jp/university/fair/2023/summer/top/2024.pdf