WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

スマイルゼミを展開するジャストシステムの変調?!

今回は、スマイルゼミを展開しているジャストシステムの変調?!について記載します。

 

5月中旬に、スマイルゼミを展開しているジャストシステムの決算発表がありました。

 

 

ジャストシステムは、売上が約420億円で、営業利益が売上の45%の190億円を叩き出している超高収益企業です。

 

この営業利益が45%というのはすごい数字です。普通では叩き出せない数字です。

 

例えば、先日記事にした早稲田アカデミーの営業利益率は、以下の通り7.8%です。

 

 

これは、ビジネスの違いと言えばそれまでですが、ジャストシステムは、スマイルゼミという教育配信型のビジネスで、会員数が増えても固定費が増える訳ではないので、会員が増えれば増えれば大きく儲かる仕組みです。

 

一方で早稲田アカデミーは教室に通う生徒を増えた場合、売上は伸びますが、校舎に関わる費用も増えていきます。(校舎を持たないといけない時点で、コストは大きくかかります。)

 

儲かっていることが分かるデータが以下にありました。

 

以下の新卒採用サイトに、「数字で見るジャストシステム」というページがあります。

 

www.justsystems.com

 

それによると、平均年収が1,300万円を超えていることが分かります。

 

 

平均年収というのは結構曲者で、その数字だけでなかなか判断が難しいのですが、平均年収が1,000万円を超えている企業はかなり優秀と見て良いと思います、

 

給与+年2回の賞与以外に、営業利益を年4回社員に分配する「利益還元制度」』と書かれているので、賞与が年に6回あるということかと思います。

 

ちなみに、上場企業でなんと14位だそうです。。。従業員数が321人ということで、少ない従業員数で高収益を上げていることが分かります。

 

「平均年収が高い会社」ランキング全国トップ500 上場企業で平均年収が高い会社はどこなのか | 賃金・生涯給料ランキング | 東洋経済オンライン

 

営業利益が高いからと言って、年収がそれほど高くない企業もありますから、しっかり社員に還元している企業だと言えるかと思います。

 

採用のQAでも自信を持って答えていますね。ただ、大々的に採用活動を展開していないようなので、分からないことが多いですが、かなりの採用倍率だと想像します。

 

 

 

そんな絶好調のジャストシステムですが、決算短信を見ていたら、あれっ?と思う箇所がありました。

 

小さいので抜き出すと、

 

「個人向け・法人向けに分類すると、個人向け事業の売上高は303億40百万円(前期比5.5%減)、法人向け事業は116億10百万円(前期比21.4%増)となりました。」

 

スマイルゼミは個人向けになりますが、前年度比で売上が5%以上下がっていることが分かります。

 

個人的な印象では、どんどん会員数を増やしているのかと思っていたのですが、なかなか拡大に苦戦している様子が分かります。

 

スマイルゼミは、ショッピングセンター等で、体験する場を設けていたと思いますが、コロナ禍でできなくなったことも影響しているのかもしれません。

 

それだけ少子化も影響しているのかな。。。と思いました。

 

少し前にアメリカでの展開がニュースになりましたが、日本での拡大が限界にきていることもあるのかもしれません。

 

Home Learning Service「Smile Zemi」を全米で6月より提供開始 | ジャストシステム

 

 

今回はジャストシステムを取り上げましたが、あのマンモス企業は大丈夫かしら。。。と思いましたので、どこかで調べてみようと思います。

 

 

【参考】ジャストシステムのサービス