今回は、色々な都道府県の公立高校入試の英語の分布を調査してみました。
昨年の5月に、神奈川県の公立高校入試についてのブログを書きました。
神奈川県の高校入試(公立)の結果を見て考えたこと - WinningTicket’s blog
その中で、英語について、以下の通り、失礼な?!ことを記載しました。
(平均点:52.1点)
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英語は21-30点が一番割合が多く、点数が上がるごとになだらかに下っています。
これだけ見ると、神奈川県の中学生の英語の教育は失敗しているのではないかと思ってしまいます。この資料の最初に、狙いとして、「中学校で学習する英語の内容について、基本的な英語の力を中心に、英語のコミュニケーション能力をみることを主なねらいとした。」と記載されていますが、ほとんど達成されていないように感じます。
ちなみに2年前の令和2年度もこの様な形になっています。これを解決するには、レベル分けの授業をするしかないのでは?と考えてしまいますね。。。
---抜粋
他の県でも同じようなことが発生しているのかを調査してみました。その中からグラフで表現してくれている都道府県を取り上げたいと思います。
【北海道】
(平均点56.1点)
結論から言うと、平均点が50点近くもしくは50点を切ると、神奈川県のようなグラフになるように感じました。
北海道は正規分布にはなっていませんが、80点にかけて上昇しているのでこれは悪くない形だなと思いました。
【秋田県】
(平均点:54.5点)
秋田県は正規分布に比較的近い形です。平均点は55点を切っていますが、秋田は学校学習が比較的うまくいっている県だと認識しているので、この様な分布にできているのかな。。。となんとなく思いました。
【群馬県】
(平均点30.2点) ※50点満点なので、実質60点ですね。
平均点が6割ぐらいだと正常な分布をしているように思えます。
【茨城県】
(平均点:49.56点)
分かりにくいグラフだったので赤丸をつけましたが、神奈川県と同じような分布をしてます。21-25点のところの山が高いので、神奈川県よりもしんどい形です。茨城の平均点が49.56点なので、50点を切るとかなり辛い結果になりそうです。
【千葉県】
(平均点:58.7点)
千葉は平均点が60点近いこともあり、群馬県に近い形をしています。
【新潟県】
(平均点:41.3点)
少し小さいですが、線が太い方ですね。平均点が41.3点と随分低いです。ただ、平均点近くが一番高い山になっているのでまだましかなと思いました。
令和3年度が平均点が10点高いですが、そうなると随分異なる形になることが分かります。
【山梨県】
(平均点:57.9点)
山梨県は良い形していますね。平均点が60点近くだからでしょうか。
【長野県】
(平均点:51.27点)
長野県は令和4年が平均点が50点近くで、神奈川県と同じような形になっています。
一方で60点近い令和3年が全く異なる形をしています。平均点が9点でこれだけ差が出るんですね。。。
まだ約半分残っているので次に続きます。。。
【北海道】
【秋田県】
令和4年度秋田県公立高等学校入学者選抜一般選抜学力検査の抽出調査〈分析と提言〉 | 美の国あきたネット
【群馬県】
令和4年度公立高等学校入学者選抜結果について - 教育委員会 - 群馬県ホームページ(高校教育課)
【茨城県】
https://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/gakkou/koukou/nyuusi/r5/0601/0610houkoku.pdf
【千葉県】
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2022/koukou/documents/r4kekka.pdf
【新潟県】
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/322325.pdf
【山梨県】
https://www.pref.yamanashi.jp/kyouiku-kikaku/nyuusi/documents/r04kensakkkakatuyouguide.pdf
【長野県】
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/shiken/ko/r4/documents/r4kouki_kekka.pdf