今回は、色々な都道府県の公立高校入試の英語の分布を調査してみました。
下記記事の続きとなります。
公立高校入試の英語の分布を調査してみました(2022年度入試)① - WinningTicket’s blog
神奈川県の昨年入試の英語の分布を見て、違和感を覚えたので、他の都道府県の分布を調べてみました。
【神奈川県】
(平均点:52.1点)
前回も記載しましたが、平均点が50点ぐらいになると上記のような分布になるようです。
【岐阜県】
(平均点:60点)
平均点が60点ですが、90-100点が一番多くなっています。これはこれでトップ校の生徒はほとんど90-100点になると思うので、差が出なくなりそうです。
【滋賀県】
(平均点:47点)
神奈川県と同じような分布になっています。平均点が47点なので、50点を切るとこの様な形になりそうです。
【奈良県】
(平均点:31.4点) ※50点満点なので、実質62.8点です。
一番太い線です。6割超えると上記の岐阜県と同じような形になっています。
【鳥取県】
(平均点:25.8点) ※50点満点なので、実質51.6点です。
平均が50点付近ですが、それなりの分布になっています。理想的な分布のように感じます。
【島根県】
(平均点:22.2点) ※50点満点なので、実質44.4点です。
取り上げた都道府県で4番目に平均点が低いです。
10~14?点が一番多くなっています。ちょっと難しすぎるのかもしれません。
【広島県】
(平均点:20.4点) ※50点満点なので、実質40.8点です。
取り上げた都道府県で1番平均点が低いです。
6-10点が一番多いとは。。。難しすぎですね。(多分)
気になって解答を見てみました。
(解答)
選択問題もそれなりにあるので、それで6-10点が一番多い。。。には二極化ということですか。
【高知県】
(平均点:20.6点) ※50点満点なので、実質41.2点です。
取り上げた都道府県で2番目に平均点が低いです。
5~19点が多くなっています。高知県も難しすぎですね。(多分)
【大分県】
(平均点:35.2点) ※60点満点なので、実質58.7点です。
6割近いと安心できる分布になっています。
【鹿児島県】
(平均点:39.6点) ※90点満点なので、実質44点です。
実質の平均点が44点だとこうなりますよね。。。一方で令和3年度は全く異なる分布になっています。
2回に渡り見てきた通り、平均点が50点を割ってくると神奈川県のような分布になることが分かりました。
決して神奈川県だけの話ではないですね。
そういう意味では、平均点が55~60点ぐらいの問題が作れればそれなりの分布になりそうです。
【岐阜県】
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/322789.pdf
【滋賀県】
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5327397.pdf
【奈良県】
https://www.pref.nara.jp/secure/266221/1_r4_gakuryokukensakekka.pdf
【鳥取県】
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1246728/R4gakuryokukensatokutennbunnpu.pdf
【島根県】
https://www.pref.shimane.lg.jp/education/kyoiku/senbatsu/senbatsu_info/index.data/R4gaiyo.pdf
【広島県】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/486613.pdf
【高知県】
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/311701/files/2022062800228/r4_bunseki_honsatsu.pdf
【大分県】
https://www.pref.oita.jp/uploaded/life/2182999_3656506_misc.pdf
【鹿児島県】