WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

社会人なりたての若手がぶつかりがちなこと③

今回は、私が今までみてきた中で、「社会人なりたての若手がぶつかりがちなこと」を記載します。

 

今回で3回目となります。

 

(1回目)

社会人なりたての若手がぶつかりがちなこと① - WinningTicket’s blog

 

(2回目)

社会人なりたての若手がぶつかりがちなこと② - WinningTicket’s blog

 

私の会社へ入ってくる新入社員はそれなりの大学を出ています。今はGMARCH以上でないと入れないのかなと思っています。早慶ボリュームゾーンですね。

 

入ってくる社員はかなり優秀ですが、会社という今までとは異なる世界に入り、壁にぶつかる人はそれなりに出てきます。

 

どういうことにぶつかりやすいのかを記載していこうと思います。

 

 

若手が実務に入った後に、私がよく思うのは、「考えることに慣れていないな」ということです。

 

例えば、何かの資料を作る際に、今の若手はPowerPointEXCELの操作は慣れているので資料を作るスピードは遅くはないのですが、出来上がった資料を見ると、よく考えないで作ったなと思うことが多いです。(勿論、全員という訳ではないです。)

 

通常、資料を作るということは、何か「目的」があるはずです。

その目的に沿って構成を考える必要があります。

 

報告するためのものか、何かしらアクションして欲しいものなのか、意思決定して欲しいのかの目的によって何を記載するのかが変わります。

 

誰に伝えるものなのかによっても変わってきます。背景が分かっている先輩に伝えるものなのか、役員に伝えるものなのか、それとも社外のクライアントに伝えるものなのかによって変わります。

 

この様な背景を考えずに、すぐ作業に着手する若手が多いのが実情です。

 

実務に入ったばかりなので、よく考えないと出来ないはずですが、自身の感覚で作ろうとします。

 

結果、何を伝えたいのかが?な資料が出来上がります。

 

過去の資料を漁り、なんとなく似たような資料をベースにするものの、選択の基準が目的ではなく、見栄えというケースもあります。

 

若手は「私はちゃんと考えました」と言うのですが、考えるポイントがずれているんですよね。実質考えきれていない。

 

それなりの若手は回数を重ねると、正しく考えるクセがついて上達していきます。一方で、同じようなミスを繰り返す若手が一定数出てきます。

 

場合によっては同じようなことを数年指摘され続ける若手もいます。いつも同じような指摘を受けているので頭ではわかっているはずですが、常に意識することの難しさを物語っています。

 

最後に、有名な国立大学出身の後輩が書いたある文章を紹介して終わりにします。この後輩は順調に成長しています。

 

私は、仕事の全てに対して、予め答えが用意されていないことに悩みました。配属前は、社内に豊富なナレッジがあって、それを活用すればいいと思っていたのですが、実際は、「この場面ではどうするべきなのか」を常に考えなければいけないことに気づき、考えることの多さにやや怖気づいてしまいました。しかし、複数の仕事を経験するうちに、「分からないことがあって当たり前で、自分の頭で精一杯考えた末の結論をもってアウトプットを出すことが仕事だ」と腹をくくれるようになりました。