WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

本「中学受験 をするか迷ったら最初に知って欲しいこと」を読んで②

今回は、本「中学受験 をするか迷ったら最初に知って欲しいこと」を読んで、考えたことを記載します。長くなったので2回に分けて記載します。今回は2回目です。

 

Xでも時々引用させていただいている、東京高校受験主義さんが少し前に本を発行されました。

hon.gakken.jp

 ※上記サイトに詳しい目次の記載があります。

 

遅くなりましたが。。。読んでみました。

 

結論としては、中学受験に悩んでいる人だけではなく、中学受験をするつもりのない方にもとても参考になるなと思いました。

 

高校受験についてもここまで書かれている本は今までなかったのではないでしょうか。

 

本屋では、「中学受験」のコーナーに置かれていますが、高校受験を経験される方は一読されることをおススメします。

 

今回は第4~6章について記載します。

 

 

第4章 親世代とは違う「内申点」の考え方

 

→30ページ以上に渡り非常に詳しく内申の仕組みが書かれています。特にこれから中学生になる保護者の方や、中1の保護者で内申制度をあまりご存じない方には一読をおススメします。

 

 

第5章 偏差値だけじゃない!令和の都立高校のリアル

〇高校受験で「塾なし」の期間を最大化する

 

→本に「都立トップ校は中学受験の 本郷・芝・鷗友学園 レベル」と書かれていますがどこかで検証したいな。。。と思いました。私は現役進学者数のデータでしか比較できないのでどこかで実施してみます。

「中学受験SAPIXの偏差値+2=高校受験SAPIX偏差値」と書かれています。高校受験SAPIXは、早稲アカと違い、入塾テストで落ちる場合があるようです。つまり。。。一定以上の生徒しか受け入れていないので必然的に母集団が高くなっています。

 

〇オール4以下での自校作成校の合格

 

→内申は高い方が良いですが、難関国立・私立高校に合格する学力があれば、多少内申が低くても十分合格できますね。必ず高得点を取る必要はありますが。。。こういう方は、入試の時が一番の試練?!で、入学すれば持っている学力で上位になっているケースが多そうです。

 

〇日本最強の留学制度「次世代リーダー育成道場」の活用

 

→語学が得意で海外留学に興味ある方は是非お読みください。

 

〇都立高校の出口の変化

 

→現役進学率をこのブログで上げていますが、都立高校は他の県の公立よりも少し上の実績を残している感じがしています。それだけ都立高校の仕組みが良いんだろうなと思っています。

本に「都立高校の大学進学率の復活は3番手系の都立高校の躍進による貢献が顕著です。」と記載されています。3番手系の高校とは「小山台、武蔵野北、三田、駒場小松川、日野台、北園」が挙げられています。確かに入学偏差値を考えると良い実績を残していそうです。大学受験に向けて良い取り組むができているのでしょうか。

 

〇都立高校受験の進路の多様性

 

→9パターンで具体的な高校が挙げられています。参考になります。

「理系の生徒が輝く高校」「大学まで学費無償を実現する高校」「海外大学進学を実現する高校」「自由に時間割を作ることができる高校」「個性をどこまでも伸ばす高校」「勉強が苦手な子が息を吹き返す高校」「不登校発達障害の子が輝く高校」「工学志向の子が輝く高専」「離島や地方の高校への国内留学」

 

第6章 「私立高校受験の世界」をのぞいてみよう

〇大学附属校は中学受験よりも入りやすい

 

→これは最近よく言われてきていることですね、中学受験は才能を求める世界だと思うので、普通の人は中学受験よりも高校受験、高校受験よりも大学受験の方が入りやすいのかなと最近は思います。

 

〇理系は進学校から国公立大学ルートが優勢

 

→学力が高くて明確に理系向きの人は附属校よりも進学校ということですね。私は国公立を受験するのは途中で諦めてしまったのでこの辺の知識が弱いです。。。

 

〇MARCH附属は高校受験唯一の「レッドオーシャン」激戦入試

 

→MARCH附属高校は大学受験でMARCHに入るよりも難しいというのは納得です。相応の勉強をしないと入れないからですね。。。自校作成問題以外の公立高校入試レベルだと太刀打ちできないですね。。。なかなか。

 

〇私立高校は「コース制」が主流になった

 

→コースが色々出来て、その高校の偏差値が分かりにくくなりました。でも。。。あまりに偏差値の高いコースを作っても合格者数を見ると人を集められていない高校も多いですが、もしかしたら非常に手厚い指導を受けられる可能性もあるな。。。と実は思っています。そういう学校を狙い撃ちにする作戦もありでは?と考えています。

 

〇中入生と高入生で学力は変わるのか?

 

→本ではある高校の中入・高入別大学合格実績が記載されています。非常に興味深いテーマですが、なかなかこの手の情報は出てこないですね。。。残念ながら。淑徳与野のように別々に実績を出している高校はかなり少ないです。。。

最近思うのは、中学受験で偏差値40ぐらいの中学に進む生徒でもコツコツ勉強するタイプであれば、大学受験時にはかなりの大学に進学しているのかなと。中学受験はその時の才能の戦い、大学受験は継続力に戦いですね!

 

 

2回に分けて記載しましたが、非常に示唆に富む内容になっているので是非読んでみてください。

 

(1回目)

winningticket.hatenablog.com