今回は、慶應女子高校の募集人数の変更を受けて考えたことを記載します。
来年1,2月に実施される高校入試で、慶應女子の募集人数変更が発表されています。
(一般・帰国生)
https://www.gshs.keio.ac.jp/common/pdf/ippan_kikoku.pdf
(推薦)
https://www.gshs.keio.ac.jp/common/pdf/suisen.pdf
人数変更は、
一般入試が80名→70名
推薦入試が20名→30名
ですね。
ここ2年の倍率や入学者数を考えると致し方ないのかもしれません。。。
一般受験からの入学者数は、昨年度と今年度は63,64名で、今年は繰り上げ合格者も出ているようです。
一方で、合格したら必ず入学しなければならない推薦は、倍率が4倍を超えています。ここ2年も約20名のところ、24,25名の合格者を出しています。
今年の入試(一般)では、
131名の合格者を出し、
補欠の入学許可数が9名で、
最終的には入学者数が64名
ということを考えると、
補欠以外で、68~76名の合格者が辞退したことが分かります。入学者数よりも多い人が辞退したことになりますね。
早稲田本庄のように、通学は厳しいが、力試しで受験している生徒も多いと思うので致し方ないように思いますが、学校サイドも、ここ暫く出ていなかった補欠の入学許可数を出したことで、一般の募集人数を少なくする決断をしたのかなと想像します。
少し前では早稲田実業高校(女子)も募集人数を減らしました。(40名→30名)
早稲田実業のパンフレットによると、高校1年の女子は116名のようです。
高校1年生の女子は116名
推薦での入学者数は10名
中学からの内部進学数は79名ほど(※受験案内からの類推)
⇒帰国生含む一般からの入学者数は27名と類推できます。
今年の合格者数は60名のようなので、33名が辞退していることになりそうです。慶應女子と同様、半分以上の生徒が辞退しているようです。
早稲田本庄は、暫く女子の募集人数(一般)は70名で変わっていないようです。
早稲田本庄の資料を見ると、高校1年の女子は147名のようです。
https://www.waseda.jp/school/honjo/assets/uploads/2023/06/592f84987cc6052acf36a6d5aa2a8a30.pdf
高校1年生の女子は147名
α選抜(自己推薦入学試験)での入学者数は32名
I選抜(帰国生自己推薦入学試験)での入学者数は21名も男女の内訳が不明で半分の10名とする
⇒帰国生含む一般からの入学者数は105名と類推できます。
今年の合格者数は252名のようなので、147名が辞退していることになりそうです。地域的にしょうがないかもしれませんが、かなりの生徒が辞退していますね。
と、早稲田本庄についてここまで書いてきてなんですが、早稲田本庄の資料をよく見ると、下記の赤線引いた部分が一般や帰国からの入学者数なのかもしれません。(何の数値なのかイマイチ曖昧な表現ですが。)
これらの数値を当てはめると、入学者数は、
一般:80名
帰国:5名
α選抜:32名
指定校推薦:24名
⇒ここまでの合計で141名
I選抜:6名
⇒147名
となりそうです。
そうなると、一般の合格者228名→80名で、148名が辞退ですか。。。
3高校見てきましたが、女子の募集人数が増えることはなさそうですね。。。
募集停止ということにはならないと思いますが、一般から推薦の流れはこれからもあるのかもしれません。