今回は、1都3県の、高校から入学可能なトップ高校の現役大学進学率について記載します。
前に、偏差値60以下の高校で、大学の現役進学率が高い高校を取り上げました。
では、トップ高校の現役進学率はどの様になっているのかを纏めてみました。
晶文社の首都圏高校受験案内2024年度用で、「学力段階が10Aまたは10B」のトップ高校を対象とします。(附属高校は省きました。)
学力段階が10A:Wもぎの合格確率80%の偏差値が73以上
学力段階が10B:Wもぎの合格確率80%の偏差値が70-72
【東京の高校】の現役進学割合 ※2022年度入試
*国際基督教大学へ88名進学しています。(半分以下なので取り上げました。)
・「中学」は系列の中学の有り、無しです。
・「割合」は卒業生の内、現役で四年生の大学に進学した生徒の割合です。割合の降順で並べています。
国際基督教大学を省くと、広尾学園の80%が一番高い進学率です。筑波大学附属は記載がなかったのですが、筑波大学附属駒場と東京学芸大学附属が50%台と随分低くなっています。
筑波大学附属駒場は東大やそれに準ずる大学もしくは医学部をターゲットにしていて、そこに合格しなかったら浪人しているんだろうと思います。
でも。。。筑波大学附属駒場でも10人の内、4人は浪人しているんですね。厳しい。。。
その中で、日比谷高校の75%は随分高く感じます。基本的には早慶以上を目指していると思われ、素晴らしい進学率に見えます。
それと比較すると西高校が少し低く感じます。
【神奈川の高校】の現役進学割合 ※2022年度入試
*横浜SFは横浜サイエンスフロンティアです。
私立が1つも入っていないです。学力段階で10A、10Bの公立高校は東京は4校だけだったのですが、神奈川県が多いです。私立がないからかな。。。
一番低い湘南高校でも71%で、東京と比較すると現役で大学へ進学する割合が高いです。浪人するより多少妥協?!しても現役で進学したいと思う人が多いのでしょうか。
多摩高校は90%を超えています。272人の卒業生で、浪人や他へ進学する方が27人しかないのは少ないと思います。
横浜翠嵐高校は日比谷高校と同じくらいですね。恐らく目指している大学は同じような感じなんでしょう。
【千葉の高校】の現役進学割合 ※2022年度入試
千葉の高校は、公立優位です。
渋谷教育学園幕張は結構低い比率です。5教科入試で同じ開成高校と同じような比率です。
割合は全体的に高いですが、神奈川県の公立と比較すると割合は低いです。
【埼玉の高校】の現役進学割合 ※2022年度入試
栄東高校以外は公立高校です。
さいたま市立浦和高校が飛びぬけて高くなっています。ほぼ90%です。
一方で浦和高校が、今回取り上げた高校の中では飛びぬけて割合が低いです。唯一の50%台です。
難関大学へ進学している割合は年々高くなっていますが、全体で見るとまだまだ低いということが分かります。
一般受験を主戦場にしているだけあり、トップ高校の現役進学率は低くなりますね。
中高一貫校はどうなんだろう。。。