今回は、enaの夏期合宿で考えたことについて記載します。
今年のenaの夏期合宿(小6、中3)は、昨年を上回る34泊35日だそうです。
10泊11日、22泊23日も選択できるようですが、なかなか思い切った決断をしたように思います。
enaを運営している学究社の決算が最近公表されましたが、売上は残念ながら前年度を下回り、計画には遥かに届かない金額となりました。
生徒数が少なくなり、売上が厳しい中、合宿の効果で利益は前年度を上回る形となりました。

昨年の夏は22泊23日の合宿があり、冬も13泊14日の合宿もありました。これらは有効に働いているのでしょうか?
もしかしたらそこまで合格実績として出なかったこともあり、34泊35日を生み出した可能性もありそうです。(これは完全に個人的な意見です。)
一昨年の9月に「塾の授業時間は普通なのか」の題で3回記事を書きました。
3つの記事をAIで300文字程度で要約しました。
塾の長すぎる授業時間や大量のテキストに疑問を抱き、このような受験勉強を「不健全」と感じる現状を綴っています(①)。
しかし、普通の学力から難関校へ合格させるために生徒の学習を徹底管理する塾のシステムには確かな実績があり、第一志望合格のためにはこの過酷なカリキュラムに従うしかないと割り切っています(②)。
さらに、塾に依存しきった生活が高校入学後の自学自習に与える影響を懸念し、手厚い伴走のない大学受験を見据え、高校受験後は親がある程度サポートしつつも、最終的には本人に任せて自立を促したいと考えています(③)。
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当時、早稲アカの授業時間が多すぎるのではないか?ということで書いた記事です。今回のenaの合宿で書いたことを思い出しました。
昨年のenaの合宿スケジュールは以下の通りです。


下の「1日のスケジュール」を見ると、ほとんどが授業で埋まっています。
これだと自主的な勉強に取り組む時間はなさそうです。復習タイムは恐らく自由なことを勉強できるとは思いますが、全体で3時間ほどしかありません。
もし34泊35日に参加した場合、授業はたくさん受けられると思いますが、それ以外の時間は、もしかしたら学校の課題をやらないといけないかもしれません。そうなると自主的に勉強できる時間がほとんどないことになります。
これは完全に個人の意見ですが、集団授業は教える側からすると多人数を一回で教えられるので効率的ですが、生徒側からすると無駄な時間があるかもしれません。
集団授業の授業内容は、当たり前ですが同じ内容になります。全員が初めて習うのであれば有益だと思いますが、そうでない場合、生徒によっては理解している内容である可能性があります。
理解している内容の授業を受けるより、自分で勉強を進めるほうが良いというのは感覚的にも理解いただけるのではないでしょうか。塾で先取りすると、学校での授業が退屈になることと同じ理屈です。
特に優秀な生徒は、この様な合宿に参加するか否かは慎重になった方が良いと思います。拘束時間ばかりで自分の勉強時間は必然的に少なくなりますから。
今回の合宿は約80万円ということです。22泊23日でも60万円超えという話しで、普通の塾の1年間の授業料に該当する金額です。(宿泊費も入っている訳ですが。)
この80万円は、個別指導5000円/時間とすると160時間に該当します。少し高額な家庭教師(1万円/時間)に依頼すると80時間の授業を受けられます。
学力の向上という意味では、ここまで金額をかけるのであれば、合宿よりも個別指導や家庭教師のほうが学力が伸びる可能性が高いようにも思います。
合宿に参加されるのは、個人の判断なので勿論ありですが、上記のような視点でも有益なのか、立ち止まって考えたほうが良いなと思いました。
もし、娘(高2)がこの様な選択に迫られたとしたら、恐らく参加しないと思います。娘はそもそも泊りでの勉強合宿には行きたがらないですけどね。。。