WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

早慶に現役合格する人はどれだけ複数学部に合格しているのか(埼玉・千葉)

今回は、週刊朝日に掲載されていた「難関・有名私大 実合格者数」と、合格者数を組み合わせて、早慶に現役合格した人がどれだけ複数学部に合格しているのかについて記載します。

 

私立大学の合格者数は、1人で複数学部合格していることもあり、あまり参考にならないと言われています。

 

では、早慶大学について、週刊朝日の実合格者数をもとに、合格した人(現役生)がいくつの学部に合格しているのかを示したいと思います。

 

今回は埼玉県と千葉県の高校です。

 

取り上げる高校は、「早稲田大学の実合格者数が卒業生徒数の5%以上」です。20人に1人以上合格している高校です。

 

列説明です。

・「類」:国立、私立、公立
・「高」:高校から入れる学校に〇
・「卒」:卒業者数
・「合格」:合格者数(現役) ※
・「実数」:実合格者数(現役) *週刊朝日の数値
・「合格数 合/実」:合格者数÷実合格者数 *1人で何学部合格しているのかの数値
・「割合 実/卒」:実合格者数÷卒業者数

※後で補足します。

 

【埼玉県】

太字のところが、「1人で何学部合格しているのかの数値」です。

 

これを作った時にあれ?と思いました。黄色でマークしたところが矛盾している箇所です。

 

合格者数(現役) < 実合格者数(現役) となっています。本来であれば実合格者数(現役)が合格者数(現役)を上回ることはありえません。

 

合格者数(現役) は4月のサンデー毎日から持ってきました。サンデー毎日の数値は、サンデー毎日週刊朝日、大学通信で合同調査した数字なので、基本的には整合が合うはずなのですが、恐らく調査時期のずれ等もあり、信憑性に欠けるのかなと判断しました。

 

慶應はなかなか数字の把握が難しいのかもしれません。

 

そこで、各学校のホームページ等から数字を地道に拾って補正をかけました。

 

(補正後)

「合格」列ですが、

 黒太字:各学校のホームページから持ってきた数字

 赤太字:各学校のホームページから持ってこれなかったため、インターエデュから持ってきた数字

 黒字:各学校のホームページ、インターエデュから取れなかった数字(つまり補正前)

 

浦和市立だけ矛盾のままですね。これは実合格者数がおかしいのかなと思います。。。

 

大宮高校は、早稲田大学は1人で1.25学部に合格し、慶應義塾は1.09学部に合格したことが分かります。つまり、基本的には1人1学部で、複数学部合格した人は少ないということが言えるかなと思います。

 

そう考えると、1.5より小さい数字の場合は、1人で何校も合格はしていない学校と言えそうです。

 

春日部高校は、早稲田大学が2.19学部となっているので、少ない人で何学部も合格したと言えそうです。

 

埼玉県では全体的に、早慶とも1人で1学部の人が多いのかなと思いました。

 

 

【千葉県】

これは補正前の数字です。

 

同じく補正をかけました。

 

(補正後)

「合格」列ですが、

 黒太字:各学校のホームページから持ってきた数字

 赤太字:各学校のホームページから持ってこれなかったため、インターエデュから持ってきた数字

 黒字:各学校のホームページ、インターエデュから取れなかった数字(つまり補正前)

 

薬園台高校の数字は取れなかったので矛盾のままです。

 

埼玉県と同じような傾向を示していますが、慶應より早稲田のほうが1人で複数学部に合格している方が多いことは言えそうです。

 

渋谷幕張高校は、早稲田大学は1人で1.28学部に合格し、慶應義塾は1.15学部に合格したことが分かります。つまり、基本的には1人1学部で、複数学部合格した人は少ないということが言えるかなと思います。

 

稲毛高校の早稲田が2倍なので、1人で2学部合格しているようです。

 

市川高校の慶應は合格者数と実合格者数が同じなのでちょっと怪しい数字かもしれません。

 

ということで正確な数値にはなっていないとは思いますが、ざっと把握するには良い数字かなと思います。

 

 

次回は東京と神奈川の高校です。