今回は、サンデー毎日の現役進学実績(大学)を纏めてみました。
毎年、6月ぐらいにサンデー毎日が大学の「現役進学実績」を特集しています。
ご存じの通り、合格者≠進学者数で、国公立は近い数字になりますが、私立の場合は、進学校になるほど乖離しています。
例えば、開成高校の場合、今年は早稲田大学に現役で137人合格していますが、実際に進学した生徒は17人だけのようです。
この137人も、一人でいくつもの学部に合格している可能性もあり、実際何人が合格したのかも分かりません。。。
このサンデー毎日の現役進学実績を東京・神奈川・千葉・埼玉の主要高校について纏めてみました。(高校から入学可能な高校のみに限定しています。)
雑誌には「難関10国立大」と「全国国公立大」の進学率は掲載されていますが、私学については記載されていないので、それを追記しています。
ちなみに、「難関10国立大」は、
東京大、京都大、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大、東京工業大、一橋大、神戸大
です。
【東京都】
※赤字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ5に入っている
※黒字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ10に入っている
進学率は、
①難関10国立大の進学率
②全国国公立大の進学率
③全国国公立大+早慶の進学率
④全国国公立大+早慶+上理の進学率
を算出しました。
東京の学校を見ると、
筑波大付駒場の特徴は、
・国公立の進学率は高いが、私立が入ってくると進学率が落ちている
・人数を見ると明らかのように、筑波大付駒場は私立は眼中にない生徒が多い
・早慶までに合格しなかった場合は浪人を選択する
ということかなと思います。
開成の特徴は、
・筑波大付駒場よりも私立に進学する生徒が多い
・国公立へ約55%の生徒が現役で進学していて、今回取り上げた高校ではトップ
・早慶までに合格しなかった場合は浪人を選択する
ということかなと思います。
日比谷の特徴は、
・早慶へ進学する生徒が多い
ということが分かります。
青山がGMARCHでトップ10に入っているように、表を俯瞰してみると、どのあたりの大学をターゲットにしているのかがなんとなく分かりますね。
【神奈川県】
※赤字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ5に入っている
※黒字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ10に入っている
横浜翠嵐の特徴は、
・今回取り上げた高校で全ての進学率でトップ5に入っている
・さすがにGMARCHへ進学する生徒は少ない
ということかなと思います。
厚木と川和と柏陽が、GMARCHが入ると進学率が大幅に増えていますね。
【千葉県】
※赤字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ5に入っている
※黒字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ10に入っている
渋谷教育学園幕張の特徴は、
・国公立、早慶に合格しなかった場合は浪人する
ということかなと思います。
船橋・県立は難関10国立大では渋谷教育学園幕張に負けていすが、それ以外は大きく上回っています。(渋谷教育学園幕張は妥協せずに浪人しているのかもしれませんが。。。)
【埼玉県】
※赤字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ5に入っている
※黒字の太字:今回取り上げた全32校の内、トップ10に入っている
埼玉県は県立が私立よりも優位な感じがします。
私立の3校のGMARCHまでの比率が少し低いです。。。
浦和・県立の特徴は、
・国公立、早慶に合格しなかった場合は浪人する
ということかなと思います。
大宮高校と浦和・市立のGMARCHの進学率が同じですが、そこまでの比率が大宮高校が優位なので、大宮高校のほうが上なのかなと思います。
サンデー毎日を見ていると、国公立へ現役で70%以上の生徒が進学している高校があり、それを纏めようと思ったのですが、下記に記事としてあったので、リンクを貼っておきます。
70%以上の生徒が国公立へ進学って。。。親孝行ですね。。。
全・国公立大現役進学率 トップは東京芸大附音楽、地方公立が上位を独占|大学合格者ランキング2022 「現役進学率」編|朝日新聞EduA