今回は、SAPIXの出題傾向リサーチについて記載します。何回かに分けて記載する
予定で、今回は4回目です。
【出題傾向リサーチ】
前回は出題傾向リサーチから英語について比較しました。
今回は、数学について見てみたいと思います。
【数学】 ※数学の点数、3科合計順
※太字の赤字のところは他の点数と比較して大きく乖離している箇所につけています。
前回の英語と比較すると、合計点が20点以上の高校が3つしかありません。(英語は11校)
思考力、スピード、知識、分析力、記述力が5がついている高校が少ないことが要因ですが、英語と比較してそこまで範囲や難易度に差をつけにくいのかもしれません。
その中でも開成、慶應志木、灘は数学でも最難関ということのようです。
英語と同様、慶應系の附属のほうが早稲田系の附属のほうが難易度が上のようです。
偏差値で見ると、渋谷幕張、早稲田本庄、お茶の水、洛南あたりがお手頃の点数になっていますが、こういうところは高い正答率の戦いなのかな。
(難しくて皆が取れないほうが良いのか、難易度は落ちるものの正答率が高い争いのどちらが向いているのかも戦略の一つになりそうです。)
記述力が1または2の高校はほとんどがマーク式ってことでしょう。
少し前に埼玉県の入試結果を記載しましたが、埼玉県(学校選択)の数学が難しかったと記載されていたので、16点以上の高校は骨が折れる問題がそれなりに含まれていると判断してもよさそうです。
埼玉県の学力検査結果(令和4年度)を見て考えたこと - WinningTicket’s blog
同じ高校の3科の比較で、
数学が特に難しい高校:筑波大付属、埼玉(学校選択)、埼玉(学力検査)
数学が特に易しい高校:洛南、神奈川、千葉
となっています。
気になる高校は高校の各ページを見ていただくと良いと思います。
次回は国語を取り上げたいと思います。