今回は、SAPIXの出題傾向リサーチについて記載します。何回かに分けて記載する
予定で、今回は1回目です。
かなり有名なサイトだと思いますが、毎年SAPIXで難関校や公立高校等の入試問題を簡潔に纏めてくれています。
2022年は、公立高校も含めて30もの入試問題について記載されています。
各学校のページに入ると、入試科目について、科目ごとに以下の5つの観点で表現されています。
「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」
(例)お茶の水女子大学附属高等学校の英語
正確性をそこまで求めず、直感的に判断するには良い情報だと思うのですが、残念ながら学校ごとにページが分かれていて、高校ごとの比較がしにくい。。。といった点が挙げられるかと思っています。
こういう情報は、色々比較することで分かることも多いのかな。。。と。
そこで、私のほうで比較してみました。(地道に書き留めてみました。。。)
今回は、「思考力」「スピード」「 知識」「分析力」「 記述力」の点数を全て足した3教科と5教科合計で見てみます。
上のお茶の水女子大学附属高等学校の英語で見ると、
思考力は3点、スピードは4点、知識は3点、分析力は3点、記述力は4点の合計は17点です。
これらの合計が高いほうが難易度は高いと言えるのかなと思います。
【3教科】緑の列が合計点です。 ※5教科入試の高校も含めています。
偏差値の順位と合計点の順位を比較してみると分かりやすいかと思います。
合計点上位4高校の開成、灘、筑波大学附属駒場、慶應義塾女子は難易度と偏差値がほぼ連動していますね。
偏差値が5位の渋谷教育学園幕張は点数では14位で、偏差値からすれば比較的易しめの問題なのかもしれません。(その場合、高得点争いになるんだと思いますが。。。)
逆に偏差値が16位の都立西が合計点では8位に入っていますね。都立の問題も侮れないってことでしょうか。
3教科で見ると、筑波大学附属駒場以外は国立もそこまでではないようですね。(あくまで相対的に)
【5教科】緑の列が合計点です。
得点だけ見ると、開成と筑波大学附属駒場の問題が極めて難易度が高そうです。
5教科になると私立・国立の難易度が上で、公立は少し落ちるようですね。
真ん中に都立が並んでいますが、埼玉県の学校選択問題の学校が入ってきていますね。
以前記事を書いた、横浜翠嵐は超高得点争いになっていましたが、神奈川県は難易度は他の公立に比べて易しいってことでしょうか。
今回はここまでにしますが、次回から何回かに分けて色々な観点で記載していきます。