今回は、本「国語の心得」を読んでメモしたことを記載します。
この本、かなり売れているようですね。本屋では結構売れ切れていますね。
著者は塾の経営者であり講師のようですが、この様な塾に通うと伸びそうだな。。。と思いました。よく生徒や親の言うことを聞いてくれそうです。
塾の金額が掲載されていますが、自信の表れかと思います。
※下記を読んでも分かりづらいと思いますので、キーワードで気になる点があれば読んでみてください!
まだうまく咀嚼できていないので、何回か読んで少しでもできることを抽出したいなと思っています。。。
最後の5章は「国語に対するあらゆる質問に答えます」ですがよくある質問に答えられていますので、まずはここから見ても良いかもしれません。
ーーーメモ
・原点はいくら勉強しても伸びなかった国語を、浪人時に自分と向き合ったところにある
・国語ができる子や親は読まないでくださいとのこと。国語のできる子には効果がない
・発信型の授業や講義を受信できる子は大手塾で伸びる。できない子には受信型の、聞く授業が有効
・著者は国語が苦手だったが、取り組み方と考え方を変えて一気に変わった
・本書は天才にはなぜできて、凡人にはなぜできないのかという比較しながら説明している
-天才はあまり勉強しなくてもできる
-凡人は色々努力していてもできない
・国語は心得さえ身につけば成績は一気に伸びる
・本書であげるすべてだはなく、子供に足りない点だけを選び取ってもらえれば良い
【取り組み方】
①いい加減戦略
-凡人 完璧主義者 丁寧に理解しようと努力
-天才 細かい部分に拘らず全体的な理解できれば良い
→ 演繹と帰納を使い、いい加減に読む
→ 伏線を教える
→ 時系列を教える
→作者にも色々いることを教える
→知らなくても解けるを教える
・応用 確度の調整が重要
→確度とスピードはトレードオフの関係にある。その調整 ※子どもにはできない
・大手塾では確度を高く設定しがち 下記は学校ごとの特長
麻布中→確度高
慶應中等部→確度中
大妻中→確度低
②バイキング戦略 優先順位の最適化&時間の最適化
-凡人 問題を順番通りに解く
-天才 順番だはなく、得意な問題、解けそうな問題を選択している
【ポイント】
・自己分析をする
→どういった優先順位で取り組んでいるかのプロセスを改善
・順番信仰を止めさせる
→物語文と説明文は好きな方から解く
・トレードオフを教える
・まず70点を目指させる。100点を目指させない
→国語は時間が無制限であれば点数はのびるし、高得点を取れるを教える
→コスパを教える
凡人の時間の使い方
・知識の問題に時間を使ってしまう
・記号を読みあさってしまう
・抜き出し問題を探しまくる
・記述問題に時間をかけすぎる
天才の時間の使い方
・本文を読むこと
→時間が有限であることを理解し、テスト中は忙しい
・問いの確認
→設問をしっかり理解する
・字数のカウントを速くする
③主観戦略
客観的ではなく、主観をいかす指導をしている
国語ができる=相手の気持ちを理解できる ではない
心の選び方
国語の本文中に気持ちに関する記述がされているかどつかを読み取る。
心の選ぶプロセスを教える
ステップ1 本文を読む
ステップ2 問われている時の心情に仮説を立てる
ステップ3 根拠を本文中から探す
ステップ4 根拠が本文中にあればその心情を選ぶ。なければ優先順位にしたがって思い出す
【考え方、思考編】
・考え方① 構造化思考
違う文章でも共通項がある。分野分けして頭の中に入れやすくする。引き出しやすくする考え方
-凡人 読む文章がすべて違う文章にみえる
-天才 自分が読んだことのある文章と共通点を大枠でみるけることができる
凡人が文章によって点数が大きくぶれる原因は前提知識
・考え方②仮説思考
本文を読み進めていき、設問に答える際に自分の中で大まかに仮説を立てる
仮説を立てられない問題は、その問題を解かないといった判断基準が重要
仮説思考のメリット
記号問題を主体的に考えられる
記号問題で書かれていることは一つ以外はウソ、ガセ。記号問題をじっくり見すぎることでガセ情報が頭に入り頭が混乱している
記号を見ている時間を削減する。本文を読んでいる時間を長くする
抜き出し問題に優先順位をつけられる
基準1 探す内容の仮説を立てる
基準2 どこにありそうか見当がついている
記述問題を最小の時間で最大に取る
基準1 抽象的に仮説を立てる
基準2 具体的な仮説を立てる
基準3 どのくらいの字数になりそうなのか?という見当を立てる
仮説思考の磨き方
本文を読む
問に答える前に自分の仮説を立てる
仮説をたてた根拠、つまり本文を読んだ記憶を聞く
フィードバックする
修正する
・考え方③相似思考
-天才 文章を読みながら内容だけでなく、抽象度も読んでいる
-凡人 抽象度という言葉を知らない
長く書くための武器
武器1 5W1Hという軸で考える
武器2 吉野家理論で難関校の記述も、うまく、もれなく、はやく 書ける
・考え方④野党思考
-天才 自分で仮説を立て、大まかに解答を見立てることができる。自分の仮説を自分でチェックするといった野党の機能ももっている
-凡人 野党思考がなく、自分で自分をチェックすることができない
記号問題に有効
言葉単位で見る。一つでも間違っている部分があるかどうかを部分的にみる
自分の中に、仮説を立てる、回答を抽象的に出す与党と、それを監督チェックする野党の一人二役を国語の問題を解きながら自分の中におけるようになると正答率が高まる