今回は、最近見た情報(英語)で残念だなと思ったことを記載します。
(漢検に引き続き。。。残念な情報を知りたいかどうかは。。。ありますが。。。)
以前、中学と高校の先生の英語力を調べたことがありました。
中学・高校の教員の英語力を調べてみました - WinningTicket’s blog
この時に使用した統計データが下記です。
https://www.mext.go.jp/content/20220516-mxt_kyoiku01-000022559_2.pdf
ここには、中学と高校の先生の英語力の他に、色々な情報が掲載されています。
小学校における外国語教育担当者等の現状
(*)中学生・高校生の英語力
(*)高校生の学科別の英語力
(*)中学生・高校生の英語力(都道府県・指定都市別)
児童生徒の英語による言語活動の状況
児童生徒の英語による言語活動の状況(都道府県・指定都市別)
パフォーマンステストの実施状況
パフォーマンステストの実施状況(都道府県・指定都市別)
「CAN-DOリスト」形式による学習到達目標の設定状況
英語担当教師の英語使用状況(中学校・高等学校)
英語担当教師の英語使用状況(都道府県・指定都市別)
英語担当教師の英語力(中学校・高等学校)
英語担当教師の英語力(都道府県・指定都市別)
外国語指導助手(ALT)等の活用人数
外国語指導助手(ALT)等の活用状況
ICT機器の活用状況
小学校・中学校・高等学校の連携に関する状況
小・中連携の状況
生徒の英語力向上に向けた分析
上記で「(*)」をつけた情報ですが、問題を指摘されている方がいました。
「英語力日本一は○○県!」と安易に報じる前に考えてほしい――文科省「英語教育実施状況調査」の問題点(寺沢拓敬) - 個人 - Yahoo!ニュース
すみません、今回は上記記事を見て、確かに!って私が思ったことを記載しています点、了承ください。。。
昔、この資料を見た時に、「さいたま市」がダントツに英語力が高い(下記赤枠)ので、すごいなと思いました。私自身、さいたま市が英語に力を入れているのを知っていたので、結果に表れているなと。
上の記事にも記載されていますが、「調査方法」に問題があるように思えます。
少し小さいですが、「~により、それに相当する英語力を有していると英語担当教師が判断する生徒を指す。」としています。
つまり、中学生が英検3級を何人取得しているといった事実の統計ではなく、英語の先生が、この中学校にはどれくらいの割合の生徒が英検3級レベルの実力があるかを、先生の判断の元、決めているということです。
勿論、判断する基準が提示されている可能性はありますが、色々な生徒がいる中で、先生がそこも含めて判断しているということです。
先生の立場で考えても、なかなか判断するのは難しい。。。のかなと思います。
統計情報は、どの様な調査をしているのかを把握した上で見る必要がある、良い事例ではないでしょうか。
ただ、この調査は文部科学省がやっているので、普通、信用してしまいますよね。。。
一方で、私が使用した「英語担当教師の英語力」は、
とのことで、「取得している」ことを基準にしているので、信用できそうなデータですね。。。(その点は良かったです。)