WinningTicket’s blog

娘の高校受験(2025年)に向けた記録です

書籍「塾なし」高校受験のススメ を読んで

今回は、書籍「塾なし」高校受験のススメ を読んで考えたことを記載します。

 

我が家は「塾なし」とはほど遠いのですが。。。何か参考になる部分もあるかと思い、読んでみました。

結論としては、今、塾を活用されている方は塾なしに安易に移行するのは現実的に難しいとは思いますが、

塾なしで行こうとされている場合は大いに参考になるでしょうし、塾を活用する場合も参考になる部分は必ずある本だと思います。

特に初めて高校受験を経験される方にはオススメです。

 

筆者は、高校受験を経験されたお母さまだそうで、息子さんは都立の国立高校(難関高校)に合格されたようです。

ちなみに、お母さまは、ライターであり、公立の小学校で学習支援のコーディネーターをされているようです。

 

何故、塾なしにしたかというと、

 ・定期テストで勉強のやり方に慣れてコツが掴めれば乗り切れる

 ・知的行為は、本来は自ら進んでやること→塾に丸投げはもったいない

 ・受験も塾のレールで合格するのと自ら計画を立てるのでは中身が違う

ということからのようです。

 

塾なしにするためには、

 ・親のサポート、親子のコミュニケーション、家族の協力、学校との連携

が必要と記載されています。塾の変わりは親がある程度やる覚悟が必要そうです。

 

ここは重要ですが、

全ての生徒に塾なしをすすめている訳ではなく、

 ・学校の授業についていけない生徒は個別指導や家庭教師は必要

 ・平均点以上の生徒はできる

  →学校の授業に不安ある場合は塾は行ってもよい

  →大体理解できる子はなしでも主体的にできるはず

ということですので、一定以上の学力があって、家庭のサポートがあれば可能ということかと思います。

 

塾なしのメリットは、

 ・家計が劇的に助かる 時間も

 ・子どもに本物の学ぶ力がつく、絶対に成長する

 ・家族の絆が強まる

で、国立高校に合格された息子さんは、親が感動するぐらい成長されたようです。かからなかったお金は海外旅行等で使われたそうです。

 

逆にデメリットは、

 ・時間と手間がかかる

 ・親として高校受験のサポートを子育ての一環として日常に組み込めるかどうかがポイント

 ・受験の不安や心配事への対処が難しい

 ・相談相手が見つけにくい

を上げています。これは確かにそうですね。大部分の家庭はこれが難しいので、塾にお世話になっているともいえます。

 

仰っていることは確かで、できれば子どもは成長し、良いことづくめですが、そこへの覚悟をもてるのかがカギかもしれません。

塾なしができなくても、共働きが多い現在は、塾へ丸投げするのではなく、親子で向き合って進めていくことは大事だと思うので、我が家もその辺は意識して進めていきたいです。

 

この本は約360ページあるのですが、この本を執筆できるぐらい量のノウハウを息子さんとの受験で身につけられて、言語化できることは素直にすごいなと思いました。。。

 

塾なしに限らず、高校受験に関するノウハウはたくさん記載されているので、一読されても良いのかなと思いました。

 

本を読みながら控えたポイントを下記に記載しておきます。

乱文ですが。。。

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親の心構え

 選択肢を用意する

 一緒に考えてあげる

 自分の経験談を話して聞かせる

 

受験生の時は親は熱狂的サポーターになる
スケジュール管理は親子で一緒にやる。で、随時見直す
タスク、プロジェクト管理で具体的、明確に進める
コミュニケーションは大切。家族で丁寧な話し合い 本人が一番納得できる選択を家族でする
生活、健康のサポートは親が出しゃばってよし
 →食事の時間は大切にした。息抜きできるように
 →風邪を引かせない、脳や神経によい、消化によい、おなかを壊させない
 →好きな献立 子どものテンションアップ

 

夜中に勉強に集中できる子は、親は、できるだけ体調管理をサポートする

気分転換をさせてあげる

スマホとゲーム
 受験が終わるまでSNSはしない
 オンラインゲームは2つに限定して時間を決める

 勉強するときは部屋に持ち込まない
 勉強中は手元に置かない
 SNSとゲーム時間は親と決める
 スクリーンタイムを利用する

休憩時間が長くなっている場合、気分を不快にせずに、感情任せにせず言葉をきちんと選んで、自発的に勉強に戻るように促す

面談はきちんと準備
 進路に対する子どもの考えを述べる
 それに対する親の考えを述べる
 先生の意見や参考になる例を聞く
 受験を検討している各高校について質問があれば聞く
 具体的な勉強法やアドバイスをもらう

面接の練習
 親が感じている子どもの長所を教えてあげると良い

不合格にもメリットが。過程で得られたことに価値あり
 (国立高校の推薦入試は不合格。小論文対策は国語力のアップに繋がったようです。)


塾なし受験の進め方
目標設定する ほどよい高めで
 親がいいと考える選択肢を用意
 子どもの話や希望を聞いて、一緒にかんがえる
 自分の経験を話す

受験プロジェクト計画表を作成する
中学校や受験に関連するイベントを記載
日程に合わせて勉強や準備の計画を考える
週単位でタスクを決める

計画をチェック、軌道修正する
模試の結果を受けて軌道修正する
PDCAをちゃんとやる

受験は親の言葉かけ次第 日常の子育てに受験サポートを組み込む

心得
 聞き上手になる
 前向きに誘導
 ご飯を一緒に
 受験や勉強でけんかしない
 努力を認めて褒める
 成功、失敗の自分の経験を話す
 楽しく、笑いを絶やさず

実技の授業は手を抜かないようにはなす
苦手な教科は提出物の声かけをする
実技が苦手の場合。テストを頑張る

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最後に目次を記載しておきます。(ノウハウは満載です!)

 

導入編

 第1章:「塾なし受験」で得られる3つの大きなメリット

 第2章:「塾なし受験」のための親の心構え

基礎知識編

 第3章:高校受験の基礎知識

実践編

 第4章:「塾なし受験」の進め方

 第5章:「塾なし受験」の教材・使い方

 第6章:「塾なし受験」のための「模試」活用法

 第7章:「塾なし受験」ラストスパート、入試直前から合格発表まで